環境省は、平成25年度環境技術実証事業(閉鎖性海域における水環境改善技術分野)の実証機関である日本ミクニヤ(株)が、実証対象技術の募集を開始したと発表した(募集期間:平成25年7月8日~31日17時)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回対象となる技術は、閉鎖性海域において、水質及び底質を改善する技術及び生物生息環境の改善に資する技術で、現場で直接適用可能なもの(微生物製剤や薬剤等を投入するもの及び大規模な土木工事を要するものを除く)。具体的には、1)鉄鋼スラグ粒径改質材を用いた底質の改善、2)貝殻を利用した生物生息環境改善、3)微弱電場を利用した生物生息環境の改善、4)水酸化マグネシウムによる底質改善、等の技術を想定しているという。