経済産業省資源エネルギー庁は、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査の平成25年度調査結果を公表した。メタンハイドレートとは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質で、日本周辺海域に相当の量が存在していることが見込まれており、将来の天然ガス資源として期待されている。今年度は、日本海側の上越沖と能登西方沖で海底地形や海底直下の地質構造等の調査を実施した。その結果、表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある構造(ガスチムニー構造)が、調査海域で225箇所存在し、多くは直径約200m~約500m程度、大規模なものは直径約900m程度の構造であることが確認された。また、上越沖の露出したガスチムニー構造上部(ハイドレートマウンド)において内部観察を実施した結果、表層型メタンハイドレートが広く存在することが確認された。同庁では、来年度以降も引き続き広域調査等を実施するとともに、今年度の調査結果等を踏まえ、有望地点では平成26年度以降に地質サンプルの取得作業を実施する予定という。
情報源 |
経済産業省 ニュースリリース
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機関 | 経済産業省 経済産業省資源エネルギー庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 経済産業省 | 天然ガス | 資源エネルギー庁 | メタン | 調査 | メタンハイドレート | 資源量 | 日本海 | 表層型 |
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