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 環境省、奈良線第2期複線化事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

発表日:2013.12.19


  環境省は、京都府で計画されている「奈良線第2期複線化事業(JR藤森~宇治・新田~城陽・山城多賀~玉水間複線化)」に係る計画段階環境配慮書について、平成25年12月19日付けで国土交通大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、JR奈良線の一部区間を複線化するもの。鉄道用地を最大限活用することにより、新たに改変する区域を最小化しているが、事業実施想定区域の周辺は、住宅が密集する地区や景観に配慮すべき地区が存在する。今回の環境大臣意見では、1)具体的な線路の配置を決定する際には、地元住民等の意見を活用し、地域の生活環境等に配慮する、2)騒音に関する評価地点の選定では、きめ細かい対策を検討できるよう考慮する、3)橋梁は景観の重要な要素であることから、その決定に当たっては、多様な意見を取り込むための態勢を整備することを求めている。今後、事業者である西日本旅客鉄道(株)は、国土交通大臣からの意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価を行うこととなる。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 大気環境
環境総合
キーワード 環境省 | 騒音 | 京都府 | 景観 | 生活環境 | 環境大臣意見 | 環境配慮書 | 奈良線 | 西日本旅客鉄道
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