自動車メーカー各社は、自動車リサイクル法に基づき、2013年度(2013年4月~2014年3月)における再資源化等の実績を公表した。自動車リサイクル法では、自動車メーカーに対し、自ら製造した車が廃車された場合、その自動車から発生するシュレッダーダスト(ASR)、エアバッグ類、フロン類を引き取り、リサイクル等を行うこと、としている。また、再資源化に関する法定基準値は、シュレッダーダスト(ASR)が2010~2014年度に50%以上、2015年度以降は70%以上とされており、エアバッグ類は85%以上である。今回、日産自動車、マツダ、三菱自動車工業、富士重工業の4社におけるシュレッダーダスト(ASR)の再資源化率は97.0~97.2%(最高は、日産自動車の97.2%)で、2015年度法定基準値である70%を達成した。また、エアバッグ類の再資源化率は93.8~94.1%(最高は、日産自動車の94.1%)で、法定基準値の85%を達成していた。