環境省生物多様性センターは、モニタリングサイト1000の一環として実施している里地調査について、2008-2012年度(第2期)の5年間の結果をとりまとめ報告書を公表した。同調査は、里地里山生態系を対象として平成16(2004)年度から18箇所で開始し、平成20(2008)年度からは調査サイトを拡大し全国規模(平成26年度現在、全国192箇所)で実施してきた。今回のとりまとめでは、「2020年までに生物多様性の損失をとめるために行動する」ことを目標に掲げた世界目標(愛知目標)の達成状況を評価することを目的に、これまでの調査成果等を整理。その結果、植物、鳥類、チョウ類の在来種の種数やゲンジボタル、ノウサギの個体数が、全国的に緩やかながら減少傾向にあることが認められた。また、外来種ではアライグマなどの分布拡大が確認された。同センターでは、今後の調査結果にも大きな注意を払う必要があり、十分な精度で長期の調査を継続することが重要であると考えられるとしている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 モニタリングサイト1000 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 外来種 | 生物多様性 | モニタリング | 生態系 | 環境省 | 在来種 | 里地里山 | 生物多様性センター | モニタリングサイト1000 |
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