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 三井住友建設、トンネル用低周波騒音低減装置を実用化

発表日:2014.09.25


  三井住友建設(株)は、トンネル用低周波騒音低減装置を茨城県の十国トンネル工事に導入・設置し、適用性ならびに騒音低減効果を確認したと発表した。同装置は、スリットを有する吸音隔壁(レゾウォール)を延長20~30m程度、トンネル形状・寸法にあわせて設置し、トンネル断面方向に設置した妻隔壁とレゾウォールで囲まれたトンネル内空部分を共鳴空間として利用することで、スリットから吸収した低周波音を吸音吸収するもの。防音扉では低減が困難な低周波騒音を10dB程度低減させることが可能。また、従来の共鳴管や共鳴箱による低周波低減装置に比べ、トンネル内空そのものを利用するため共鳴空間を大きく取ることが可能で、安定した騒音低減効果が発揮できる。同社では今後、発破掘削のトンネル現場等に同装置の導入を促進し、より高度な周辺環境の負荷低減を目指すという。

情報源 三井住友建設(株) ニュースリリース
機関 三井住友建設(株)
分野 大気環境
キーワード 環境負荷 | 騒音 | 工事 | 防音 | 三井住友建設 | 低周波音 | トンネル | 吸音
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