川崎重工業(株)は、非常用兼用型低NOx(窒素酸化物)・高効率コージェネレーションシステムを開発し、発売すると発表した。非常用兼用コージェネレーションシステムは、通常時には都市ガス等のガス燃料を使用して電力を供給、停電時には自動的に液体燃料へ切替えて非常用の照明装置など重要な機器に電力供給を継続する。今回開発したシステムは、燃焼器への水噴射を不要とするDLE(ドライ・ロー・エミッション)燃焼式の採用によりNOx値を50ppm(酸素=0%換算)まで低減させたほか、排熱ボイラの性能向上により総合効率を5.3ポイント向上させた。また、環境負荷低減へのニーズに応え、システム単体での自立運転中でも負荷急変に対応して低NOx運転を継続できるDLE燃焼システムも開発。さらに、オプションとして吸気ダクトに可変翼機構を追加することにより、部分負荷時の空燃比一定制御を可能とし、DLE燃焼による低NOx運転範囲を拡大させることも可能という。
情報源 |
川崎重工業(株) プレスリリース
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機関 | 川崎重工業(株) |
分野 |
地球環境 大気環境 |
キーワード | 窒素酸化物 | NOx | 川崎重工業 | 高効率 | ガス | 電力供給 | 液体燃料 | コージェネレーションシステム | DLE燃焼器 | 非常用 |
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