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 凸版印刷、紙と樹脂素材を複合したバイオマスプラスチックによる環境配慮型のプラスチック成型品を開発

発表日:2014.10.06


  凸版印刷(株)は、紙と樹脂素材を複合したバイオマスプラスチックによる環境配慮型のプラスチック成型品を開発し、2015年1月から販売を開始すると発表した。CO2排出量削減をはじめとした地球温暖化対策や生物多様性保全、環境負荷軽減など、環境問題への関心が高まっている現在、リサイクル資源の活用が重要視されている。特に、企業が製品の製造段階で排出する廃棄紙は、その一部が古紙や再生紙として二次利用されてはいるものの、その有効な活用方法が求められていた。今回開発した製品は、粉末化した紙素材とポリプロピレン(PP)樹脂を混ぜ合わせたバイオマスプラスチックを使用するため、石油由来プラスチックの使用量を最大3割削減できる。また、その紙素材には、企業が製造段階で排出する廃棄紙も使用できるため、サステナブルな製品の開発が可能になる。同社では、企業から排出されるその他の廃棄物についても同様の素材開発を進め、今後も環境に配慮した製品の開発・提供を通じて、環境活動を推進していくという。

情報源 凸版印刷(株) ニュースリリース
機関 凸版印刷(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード バイオマスプラスチック | リサイクル | 凸版印刷 | 環境配慮 | 廃棄物 | 樹脂 | 紙
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