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 大和ハウスなど、活性炭と油分解菌を組み合わせた油汚染土壌対策工法を開発

発表日:2014.10.29


  大和ハウス工業(株)と立命館大学は、鉱物油で汚染された土壌の対策工法として、活性炭とバイオ(油分解菌)を組み合わせた油汚染土壌対策工法を開発したと発表した。2010年4月に土壌汚染対策法が改正され、「汚染の程度や健康被害の恐れの有無に応じて、合理的な対策が実施されるようにすること」との決定により、通常の油汚染土壌対策として利用される「土壌入れ替え」以外の安価で環境負荷の低い土壌汚染対策技術の活用が求められるようになった。また、ガソリンスタンド跡地を再活用する場合は、土壌が油で汚染されていることも多く、課題となっている。今回開発した工法は、ガソリンスタンド跡地や工場跡地等の油で汚染された土壌に活性炭とバイオ(油分解菌)を加え、混合することで、油臭・油膜を1時間で解消した上で、油を分解できる画期的な工法。「土壌入れ替え」と比較した場合、油で汚染された土壌の運搬や焼却処理が不要のため、コストを約50%削減できるとともに、CO2排出量も約70%低減するという。

情報源 大和ハウス工業(株) ニュースリリース
立命館大学 ニュース
立命館大学 プレスリリース(PDF)
機関 大和ハウス工業(株) 立命館大学
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 土壌汚染 | 活性炭 | 大和ハウス工業 | 油分解 | 油分解菌 | 立命館大学 | 鉱物油
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