環境省は、避難区域等における沢水モニタリングの測定結果を公表した。同省では、避難区域等の住民の不安解消に向けた対策の一環として、平成24年12月より、住民が飲用する沢水のモニタリングを実施している。今回、福島県内の避難区域等のうち9市町村(飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、川俣町、田村市、浪江町、楢葉町、広野町)で、平成26年7月~9月に採取を行った結果を公表した。これによると、飯舘村2検体で放射性セシウムが検出(Cs-134:不検出、Cs-137:1.3~1.4Bq/L)されたが、その他の地点、検体では不検出(検出下限値:1Bq/L)であった。また、放射性セシウムの検出が見られた検体を、孔径1μmのガラス繊維ろ紙等によりろ過し、再度測定した結果、全検体で放射性セシウムは不検出(検出下限値:1Bq/L)となった。