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 積水化学、管底設置型の下水熱利用システムを発売

発表日:2014.11.06


  積水化学工業(株)は、環境・ライフラインカンパニーが、管底設置型の下水熱利用システムを、平成26年12月1日から発売すると発表した。再生可能エネルギーの一つである下水熱は、省エネルギーやCO2排出量削減に貢献することから、建築物の空調や給湯への利用や、融雪への利用などが期待されている。また、冷房利用した場合にも排熱を出さず、ヒートアイランド現象を抑制できることから、都市部におけるクリーンエネルギーとしても普及が期待されている。今回発売するシステムは、下水道管路の底部に敷設した集熱管で下水熱を熱媒体(水・不凍液)により回収し、この熱媒体を循環させて地上部へ熱を供給するもの。下水の温度は年間を通して外気温よりも安定しているため、冬場は下水を温熱源として、夏場は冷熱源として活用できる。また、通常の空気熱源ヒートポンプシステムと比較して約30%以上の高い省エネ性とCO2の排出削減効果が期待できるという。

情報源 積水化学工業(株) プレスリリース
機関 積水化学工業(株)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 省エネルギー | 下水道 | 積水化学工業 | 下水熱 | 集熱 | 熱利用
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