大津市、積水化学工業(株)及び関西電力(株)は、下水熱利用の実証実験を開始すると発表した。下水熱は、都市に豊富に存在し、低炭素化に貢献する未利用エネルギーとして、近年普及拡大が期待されている。平成27年7月の下水道法改正により、下水管内に民間事業者による熱交換器の設置が可能となる規制緩和が行われ、下水熱利用システムの開発が進められてきた。大津市でも、下水熱利用の普及拡大を図るため、3者で共同研究を開始し、下水熱利用の可能性調査や事業スキームのあり方について検討を行っている。今回の実証実験は、共同研究の一環として、大津市企業局水再生センター内の消毒槽(塩素混和池)において処理される過程の下水の熱エネルギーを汚泥処理棟監視室の空調に利用し、性能評価を実施するもの。また、下水熱採熱量を向上させる仕組を取り入れ、さらなる熱回収性能向上に向けた検討評価等を行うという。なお、実証期間は平成28年11月18日から平成30年3月末の予定。
情報源 |
積水化学工業(株) プレスリリース
関西電力(株) プレスリリース |
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機関 | 大津市 積水化学工業(株) 関西電力(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 下水道 | 関西電力 | 空調 | 積水化学工業 | 熱回収 | 下水熱 | 熱利用 | 大津市 |
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