積水化学工業(株)は、環境・ライフラインカンパニーが、水平型の地中熱利用システムを、平成26年10月24日から発売すると発表した。再生可能エネルギーの一つである地中熱は、省エネルギーやCO2排出量削減に貢献することから、ZEB(ゼロエネルギービル)を目指す省エネ建築物の空調や給湯への利用など導入事例が増加している。また、冷房時に排熱を出さず、ヒートアイランド現象を抑制できることから、都市部におけるクリーンエネルギーとしても普及が期待されている。今回発売するシステムは、採熱部、熱交換部(ヒートポンプ)および熱利用機器(空調、給湯)で構成され、採熱管内を循環させる熱媒体(水・不凍液)によって、冬場は地中から熱を回収し、夏場は地中に放熱する。新規に開発した高採熱管により、地中浅層部(地下1~10m程度)の熱を効率的に取り出すことで、これまで一般的であった深層部(地下100m程度)の熱を回収するボアホール型に比べて採熱部の施工コストを約40%削減できるという。
情報源 |
積水化学工業(株) プレスリリース
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機関 | 積水化学工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 省エネルギー | 地中熱 | 積水化学工業 | 熱交換 | 熱利用 | 採熱 |
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