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 国総研、「ICTを活用した水処理技術」が実規模レベルで稼働開始と発表

発表日:2015.02.25


  国土交通省国土技術政策総合研究所は、茨城県及び福岡県において、「ICTを活用した水処理技術」が実規模レベルで稼働を開始したと発表した。同省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の平成26年度採択技術「ICTによる既存施設を活用した戦略的水処理管理技術に係る革新的技術」は、既存の下水処理場に僅かな改良を加えるだけで大幅に電力消費量を低減する革新的技術。既存施設にセンサーと制御技術からなるICTを導入し、送風量をリアルタイムに予測・制御する省エネ技術の全国展開を目指している。今回、国内初の実規模レベルの以下の2施設が稼働を開始した。1)ICTを活用した効率的な硝化運転制御の実用化に関する技術実証研究:茨城県霞ヶ浦浄化センター、2)ICTを活用したプロセス制御とリモート診断による効率的水処理運転管理技術実証研究:福岡県宝満川浄化センター。これらの実証により水質維持と省エネが両立し、下水道事業の省エネ化と経営安定化が期待されるという。

情報源 国土交通省国土技術政策総合研究所 記者発表資料(PDF)
機関 国土交通省国土技術政策総合研究所 (株)日立製作所 茨城県 (株)東芝 福岡県
分野 水・土壌環境
キーワード 省エネルギー | 国土交通省 | 下水道 | 実証 | 水処理 | ICT | 福岡県 | 国土技術政策総合研究所 | 茨城県 | B-DASH
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