環境省は、「平成27年度アジア水環境改善モデル事業」に係る実現可能性調査(FS)実施機関を募集すると発表した(募集期間:平成27年5月7日~6月12日12時必着)。同モデル事業は、政府の成長戦略の一環として、日本の企業が有する技術を活かしてアジア域内の水ビジネス市場への進出を支援するもので、事業の実施を通じ、水質汚濁が深刻化しているアジア・太平洋諸国への日本企業の進出を促進し、水環境の改善を目指す。今回、モデル事業の実施主体として、アジア・太平洋域内で水環境改善ビジネスを展開するための実施可能性調査(FS)及び翌年度以降の実証実験を実施する事業者等を募集する。対象とする事業は、実施国がアジア域内又は大洋州(オセアニア)で、モデル事業の実施を通じて、対象地域の水環境改善効果が見込まれる、具体的な海外展開計画があるもの。同省では今後、応募のあった事業計画を、有識者により構成される検討会で厳正な審査を行った後、採択する事業者を選定するという。