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 JFEエンジニアリング、福島県汚泥乾燥施設の運転管理を開始

発表日:2015.05.11


  JFEエンジニアリング(株)は、福島県県北浄化センターにおける汚泥乾燥施設が完成し、2015年4月から運転管理を開始したと発表した。同施設は、2014年3月に日本下水道事業団より受注し建設を進めてきたもので、処理能力は60t/日。放射性物質が検出されたため、長期保管されている放射性濃度8,000ベクレル/kg以下の脱水後の下水汚泥約25,000tを、乾燥処理により約7,000tにまで減容化し、容器に封入して次の処理を行う飯館村の施設に搬出できる状態にする。この業務で同社は、搬出される下水汚泥の安全性を確保するため、運転期間中一貫して汚泥の放射性物質の挙動調査を行い、放射線管理に万全を期す。また、運転開始より施設の解体終了(2018年3月)まで作業環境の空間線量率、空気中放射能濃度、作業員被曝量を測定し、施設と周辺の環境についても厳密な管理を行う。同社では、今後もグループ総力を挙げて、被災地の早期復興に貢献していくという。

情報源 JFEエンジニアリング(株) ニュースリリース
機関 JFEエンジニアリング(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード 下水汚泥 | JFEエンジニアリング | 減容化 | 福島県 | 放射性物質 | 乾燥処理
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