農林水産省と国土交通省は、「沿岸部(海岸)における気候変動の影響及び適応の方向性」を公表した。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書では、気候変動により「気温・海水温の上昇」、「海面水位の上昇」が予測されている。沿岸部(海岸)では、それぞれ「強い台風の増加等及び「海面水位の上昇」等の影響要因が懸念されている。今回、平成20年6月の「水災害分野における地球温暖化に伴う気候変化への適応策のあり方について」(答申)及び平成21年3月の「地球温暖化に起因する気候変動に対する港湾政策のあり方(答申)」における適応策の進捗状況や、第5次評価報告書における変更点への対応について検討した結果を取りまとめた。基本的な方向性として、1)災害リスクの評価と災害リスクに応じた対策、2)防護水準等を超えた超過外力への対応、3)増大する外力に対する施策の戦略的展開、4)進行する海岸侵食への対応の強化、等をあげている。今後、同とりまとめを踏まえ、政府全体の適応計画に位置づける施策の検討を進めるという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 農林水産省 国土交通省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 農林水産省 | 国土交通省 | IPCC | 沿岸 | 適応策 | 海岸 | 災害リスク | 影響評価 | 海岸侵食 |
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