長崎県は、平成26年度のダイオキシン類調査結果を公表した。同県と長崎市及び国土交通省九州地方整備局では、ダイオキシン類対策特別措置法第26条の規定に基づき、環境中のダイオキシン類による汚染状況の調査を実施している。今回、平成26年度の調査結果を、特定施設の設置者から報告があった自主測定結果、及び立入検査結果とあわせて公表した。1)環境調査では、大気、公共用水域(水質・底質)、地下水及び土壌について、県内93地点で常時監視測定を実施した結果、全ての地点で環境基準に適合していた。2)設置者による自主測定では、大気基準適用施設(対象81施設)のうち80施設、水質基準適用施設(対象5施設)の全施設から報告があり、全ての施設で排出基準に適合していた。なお、未報告の1施設は、平成27年4月に自主検査を行い、排出基準に適合していた。3)立入検査は、大気基準適用施設16施設、水質基準適用施設1施設を対象に行い、全施設で排出基準に適合していた。