埼玉県は、PM2.5(微小粒子状物質)について、機動力に富み、解析力の高い移動測定車を新たに導入したと発表した。現在、同県ではさいたま市等と連携して、43か所の大気常時監視局でPM2.5の濃度を測定している。今回導入した移動測定車は、特定の場所にとらわれず、いつでも、どこでも測定を行うことができる。また、移動する際にPM2.5を含む排ガスを一切排出しない、電気自動車を使用している。さらに、PM2.5の濃度に加えて成分も分析できる機器を搭載しており、PM2.5が局地的に高濃度となる原因をより詳しく調べることができる。同県では、PM2.5による県内の大気汚染の実態をしっかりと把握し、県民の不安を一日も早く解消できるよう、この移動測定車を活用していくという。