環境省は、平成27年度環境技術実証事業 中小水力発電技術分野における実証機関である「一般社団法人小水力開発支援協会」が、実証試験対象技術の3次募集を開始すると発表した(募集期間:平成27年11月2日~13日17時必着)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。中小水力発電技術は、近年発電機等の製造に多種多様な企業等が参入し、その性能について客観的な観点から実証等を行うことが課題となっている。このため、平成25年度より「中小水力発電技術分野」の実証試験を実施している。今回募集する実証対象技術は、「水の位置エネルギー等を活用し、渓流、河川部、排水路などの流量と落差を利用して小規模、小出力の発電を行う技術等」で、おおむね出力100kW未満のもの。実証単位は、A)システム全体、B)水車発電機、C)水車、となっている。