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 国立科学博物館、筑波実験植物園でナガミカズラが開花

発表日:2016.01.04


  国立科学博物館は、同館筑波実験植物園において、ナガミカズラ(イワタバコ科)が開花したと発表した。ナガミカズラは、国外では台湾・中国・インドネシアなど広く分布するが、国内では1973年に西表島で採取された枝葉のみの標本がナガミカズラと同定されて以来、2004年に自生が確認されるまで31年間、その存在が確認されていなかった。現在のところ国内ではその1集団のみで、その希少性から平成27年度に環境省の定める国内希少野生動植物種にも指定された。また、その集団は種の北限ともなっており、系統地理学的にも貴重なものとなっている。今回開花したナガミカズラは、2009年に栽培を開始してから初めての開花となる。国内における日本産ナガミカズラの植物園等での開花は珍しく、今回が3例目となるという。

情報源 国立科学博物館 プレスリリース(PDF)
機関 国立科学博物館 国立科学博物館筑波実験植物園
分野 自然環境
キーワード 筑波実験植物園 | 国立科学博物館 | 希少種 | 野生動植物 | ナガミカズラ | 西表島
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