国土交通省と経済産業省は、乗用車等の燃費試験法として、重量車を除くガソリン・LPG自動車及びディーゼル自動車の世界統一試験方法であるWLTPを導入する方針をとりまとめたと発表した。自動車の技術基準調和の実現により、自動車メーカー等は国際的な部品の共通化、それに伴う環境技術の開発への経営資本の投入等が可能となり、消費者にとっても環境性能に優れた自動車をより安価に購入できることとなる。乗用車の燃費を算定するための試験法の国際基準については、平成26年3月にWLTPが成立した。両省では、2015年6月に設置した合同会議において、乗用車及び小型貨物車の燃費を算定するための試験法へのWLTPの導入について審議を進めてきた。今回、自動車の燃費基準の達成判定において、既存の燃費試験法であるJC08燃費試験法に加えて、新たに国際連合において定められたWLTP燃費試験法の活用が可能となるよう、必要な措置を実施することとなった。両省では、2016年春を目処に関連法令等の改正を行う予定という。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 経済産業省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 燃費 | 環境技術 | 自動車 | 乗用車 | JC08 | 試験法 | 技術基準 | WLTP | 燃費試験法 | ディーゼル自動車 |
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