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 国交省、道路における暑熱対策等を検討した「アスリート・観客にやさしい道づくりに向けた提言」を公表

発表日:2016.10.11


  国土交通省は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた道路の暑熱対策等を、「アスリート・観客にやさしい道づくりに向けた提言」と題して、公表した。提言は、「アスリート・観客にやさしい道の検討会(座長:屋井鉄雄東京工業大学環境・社会理工学院教授)」における検討結果を取りまとめたもの。国道246号(東京都港区・渋谷区)などに試験施工した保水性舗装や遮熱性舗装の計測・分析の結果、委員・モニターによる現地での試走・検証等の結果を踏まえて、1)路面温度上昇抑制機能を有する舗装技術(保水性舗装、遮熱性舗装等)、2)緑陰の形成、3)壁面緑化および散水等の手法が、効果的な対策として整理されている。一方、4)遮熱性舗装については、弱視のアスリートへの影響などを考慮し、眩しさを低減すること、5)散水については、路面温度低減効果の持続性の観点から、技術的な改良が必要であることなど、引き続き検証が必要な課題等も整理されている。

情報源 国土交通省 報道発表資料
機関 国土交通省
分野 地球環境
キーワード 国土交通省 | 緑化 | 壁面緑化 | 舗装 | 道路 | 散水 | 保水性 | 暑熱環境 | 遮熱性
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