東京都は、「東京2020大会に向けた暑さ対策推進事業」を実施すると発表した。東京では、猛暑日や熱帯夜が増加するなど夏の暑さが課題となっており、また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催といった観点からも、暑さ対策を進めていくことが求められている。同事業は、東京2020大会競技会場周辺で、かつ、観光客等が多く集まる注目度が高い地域において、人の感じる暑さを緩和するクールエリアを創出するため、先進技術等を有する暑さ対策設備の整備に係る経費を補助するもの。設置場所の条件は、人が自由に出入りできる場所又は公共交通機関の施設等で、補助対象設備の例として、高反射性・遮熱性等を有する日よけ、微細ミスト設備、遮熱性・保水性舗装等、及びこれらと共に整備する緑化設備をあげている。平成31年度(2019年度)までに6か所程度のクールエリアの創出を目指すという。