環境省は、(仮称)中紀ウィンドファーム事業に係る環境影響評価準備書について、平成28年10月27日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、エコ・パワー(株)が、和歌山県有田郡有田川町・広川町及び日高郡日高川町において、最大出力54,600kW(2,100kW×26基)の風力発電所を設置するもの。風力発電設備及び工事用道路の設置により非常に多くの土地の改変が行われ、発生する大量の残土の処理のために土捨場を設置し、更に多くの土地の改変が行われることとなっている。また、対象事業実施区域及びその周辺では、クマタカの複数のペアによる営巣をはじめ、希少猛禽類等の生息及び繁殖が確認されている。今回の環境大臣意見では、1)工事計画の見直しにより、切土高、盛土高を減じ、残土の発生を最小限に押さえること、2)事後調査及び環境監視等を適切に実施し、必要に応じて、追加的な環境保全措置を講ずること、3)鳥類に対して、供用後の事後調査及び環境監視を実施すること、等を求めている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 自然環境 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 風力発電 | 環境省 | 騒音 | 環境影響評価 | 鳥類 | 和歌山県 | 環境大臣意見 | クマタカ | エコ・パワー | 土地改変 |
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