国土交通省は、平成28年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)の第2回採択プロジェクトを決定したと発表した。同事業は、地域の気候風土に応じた木造建築技術の継承・発展と低炭素社会の実現に貢献するため、伝統的な住文化を継承しつつも、環境負荷の低減を図るモデル的な住宅の建設に対して、国が掛かり増し費用(先導事業による工事費と、それを行わなかった場合の工事費の差額)の一部を補助するもの。対象事業は、地域の気候風土に応じた木造建築技術を活用しつつ、現行の省エネルギー基準では評価が難しい環境負荷低減対策等により、長期優良住宅又は低炭素住宅と同程度の性能と評価される住宅で、モデル性・先導性が高いプロジェクトとして選定されたものとなっている。今回、平成28年10月14日から11月15日の間に公募したところ、4件の応募提案があり、審査の結果、1件のプロジェクトを採択した。なお、平成29年1月31日まで第3回募集を実施している。