埼玉県環境科学国際センターは、大気中のPM1(1μm以下の粒子、「サブミクロン粒子」ともいう)の1時間値連続測定を、平成29年4月から開始する。PM1は、PM2.5の一部(年間平均濃度ベースの構成割合80%程度)であるが、自然由来の粒子が比較的少ないため、焼却炉やディーゼル車の排ガスなどの人為起源の解明に有効と考えられている。同センターでは、平成17年から10年以上にわたり、PM1の並行観測(1週間単位)を続けている。今回、PM2.5における人為起源粒子の影響を詳しく調べるために、平成29年4月から、PM1を1時間単位で測定し、PM2.5とPM1の濃度比較を開始するという。