兵庫県は、地域団体等による藻場・干潟等の再生・創出事業の募集を開始すると発表した(募集期間:平成29年4月21日~5月5日)。同県では、瀬戸内海を豊かで美しい「里海」として再生するため、平成27年10月に改正された瀬戸内海環境保全特別措置法において規定された基本理念を踏まえ、地域の多様な主体による瀬戸内海沿岸域の良好な環境の再生等の取組を推進している。今回の事業は、地域団体等が行う藻場・干潟等の再生・創出活動の経費を補助するもの。対象となるのは、活動の本拠地が県内にあり、県内で活動する地域団体等が、藻場・干潟等の再生・創出を通して、水質の保全、生物多様性・生物生産性の改善、学習の場の創出などを行う事業である(再生・創出した藻場・干潟等の調査活動を含むが、調査活動のみの事業は補助対象外)。同県では、平成29年6月上旬頃に、5団体程度を採択する予定という。