千葉県は、平成28年度のダイオキシン類に係る常時監視結果を公表した。同県では、県内21市とともに、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、ダイオキシン類の常時監視を実施している。平成28年度は、一般大気環境、公共用水域の底質、地下水及び土壌は、測定した全地点で環境基準を達成した。しかし、公共用水域の水質は、測定した77地点のうち1地点(手賀沼の下手賀沼中央(1.7pg-TEQ/L))で環境基準(1pg-TEQ/L)を超過した。この地点は水深が非常に浅いことから、底質中に含まれるダイオキシン類の巻き上げが環境基準超過の原因と考えられるという。