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 北海道、タンチョウ越冬分布調査(平成29年度第1回)の結果を公表

発表日:2017.12.27


  北海道は、平成29年度第1回タンチョウ越冬分布調査の結果を公表した。この調査は、絶滅危惧種のタンチョウの越冬分布・規模の把握等を目的に、地元小中学校や関係機関等の協力のもと、調査の基礎的な手法やタンチョウ保護の歴史について学ぶことができるよう調査を進め、見られた場所や個体数を記録するもの。今回、平成29年12月5日に、道内の8振興局32市町村管内のタンチョウ生息地及び飛来地の全域(計235箇所)を対象に調査を実施。その結果、成鳥529羽、幼鳥63羽ほかの合計653羽が観察された。また、確認された野生固体は620羽で、管内別では釧路で538羽、十勝で67羽、根室で9羽、オホーツクで2羽、日高で3羽、胆振で1羽となった。前年と比べ確認地区数が減少していた原因として、調査当日の天候不良や、天候によるツルの行動変化、例年より早い降雪や低温傾向で主要な給餌場周辺への移動を早めた可能性をあげている。第2回目の調査は、平成30年1月25日の予定。

情報源 北海道 報道発表資料(PDF:418KB)
機関 北海道
分野 自然環境
キーワード 北海道 | 絶滅危惧種 | 生息調査 | 生息地 | 保護 | タンチョウ | 飛来地
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