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 北海道、タンチョウ越冬分布調査(平成28年度第1回)の結果を公表

発表日:2016.12.27


  北海道は、平成28年度第1回タンチョウ越冬分布調査の結果を公表した。この調査は、絶滅危惧種のタンチョウの越冬分布・規模の把握等を目的に、地元小中学校や関係機関等の協力のもと、調査の基礎的な手法やタンチョウ保護の歴史について学ぶことができるよう調査を進め、見られた場所や個体数を記録するもの。今回、平成28年12月6日に、道内の全振興局管内のタンチョウ生息地及び飛来地の全域(30市町村、計247箇所)を対象に調査を実施。その結果、成鳥793羽、幼鳥80羽ほかの合計908羽が観察された。また、確認された野生固体は879羽で、管内別では釧路で681羽、十勝で167羽、根室で21羽、オホーツクで5羽、胆振で5羽となった。十勝管内で羽数が過去最多を記録したことは、タンチョウの羽数全体の増大による越冬する羽数の増加傾向、小さな群れで分散して越冬する個体の増加傾向、調査方法の改善などが複合した現象としている。第2回目の調査は、平成29年1月25日の予定。

情報源 北海道 報道発表資料(PDF)
機関 北海道
分野 自然環境
キーワード 北海道 | 絶滅危惧種 | 生息調査 | 生息地 | 保護 | タンチョウ | 飛来地
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