国立環境研究所は、「iPS細胞を活用したin vitroハザード評価システムの構築に関する研究 平成26~28年度」(研究代表者:曽根秀子)の成果報告書を公表した。この研究は、ヒトおよびマウスiPS細胞を用いて、呼吸器への毒性を評価できるハザード評価システムを構築し、大気環境中に存在する化学物質等の毒性評価を行い、潜在的なハザードを明らかにしたもの。ヒトiPS細胞を用いる際に、呼吸器を構成する各種の肺上皮細胞への分化誘導を行い、有害化学物質の毒性評価を実施している。また、マウスiPS細胞から免疫系マクロファージへの誘導を行うことで、大気汚染物質(PM2.5)などによる炎症や酸化ストレス反応の毒性影響を検出できたという。