連載第4回目となる今回は、「土地利用シナリオ(ストーリーマップ形式/環境GIS+への導入)」の知られざるエピソードを紹介する。同コンテンツの制作を手掛けたのは、航空測量・空間情報事業等の大手コンサルタント、米国Esri社製品の国内総代理店を経て、国立環境研究所・環境情報部に着任した佐藤氏。土地利用シナリオでは、3次メッシュデータを使用しているため、描画パフォーマンスの確保・向上が最大の課題であった。今回、同氏はArcGIS Enterpriseにてタイルレイヤーとして配信したことで課題解決を図っている。“土地利用シナリオも一般廃棄物もストーリーマップ形式ですが、アプリ構築ツールは「ArcGIS StoryMaps」を使用せず、「Experience Builder」で作成しました。前者はストーリーマップを簡単に作成できる優れものですが、今回のコンテンツはグラフや複数マップの連動などを実現させるため、より機能が豊富で自由度の高いツールを選択しました。”と、語っている。また、“環境GISでは、ArcGIS EnterpriseとArcGIS Onlineのハイブリッドで提供しています。Webアプリケーション部分はArcGIS Onlineに任せてノーコードで構築することでメンテナンスコストを押さえました。一方で地図描画部分は独自サーバを立てて既存のRDBMSでデータ管理を行っています。”と、運用面のノウハウも紹介している。―――既存アプリケーションの有効性、あるいは限界を学びつつ、事例を積み上げていく先に、環境GISの未来が拓かれていくことを信じてやまない。
情報源 |
土地利用シナリオ
6/4既報 6/3既報 5/31既報 |
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機関 | 環境GIS(国立環境研究所) |
分野 |
自然環境 環境総合 |
キーワード | 国立環境研究所 | 地理情報システム | 環境GIS | オープンサイエンス | モニタリングデータ | 研究データ | 土地利用シナリオ | ArcGIS | ストーリーマップ | 環境GIS+ |
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