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 国環研など、2℃目標とゼロ排出目標の整合性に関する解析結果を公表

発表日:2018.03.26


  国立環境研究所とアメリカのNational Center for Atmospheric Researchは、パリ協定の温暖化を2°C以内に抑えるという目標と温室効果ガス排出をゼロにするという目標の関係について、コンピュータシミュレーションを行った結果を発表した。今回研究チームは、様々な可能性のシナリオを分析し、排出削減と温度目標の関係解明を試行した。その結果、2つの目標は必ずしも一致しないことを判明した。また、短期的に急激な排出削減を行えば、正味ゼロまで排出削減を行わなくとも温度目標が達成できる可能性があることが示唆された。この成果は、パリ協定で提示されている目標に向け、どのような取り組みが必要かを世界各国がより明確に認識する手助けに成り得るものであるという。

情報源 国立環境研究所 報道発表
機関 国立環境研究所
分野 地球環境
環境総合
キーワード 温室効果ガス | 国立環境研究所 | 排出削減 | 温暖化 | パリ協定 | コンピュータシミュレーション | 温度目標
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