環境省は、小笠原群島聟島(むこじま)におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、聟島に移送したアホウドリのヒナの衛星追跡の結果について公表した。同事業は、(財)山階鳥類研究所が実施の中心となり、同省と米国魚類野生生物局とが共同で実施している。平成21年2月5日に伊豆諸島鳥島から聟島までヘリコプターで移送したアホウドリのヒナは、(財)山階鳥類研究所の研究員による給餌を受け、5月25日までに15羽(雄10羽、雌5羽)全てが巣立った。ヒナ15羽のうち7羽(雄4羽、雌3羽)には衛星発信器(アルゴスGPSシステムの発信器)を装着しており、6月30日現在、7羽とも位置が確認できているという。アホウドリのヒナの巣立ち後の行動を衛星で追跡するのは昨年に引き続き2回目。現在、一番遠くまで渡っているものは、聟島から約3,200キロの地点(オホーツク海中央)まで到達しているという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | GPS | アホウドリ | 環境省 | 小笠原群島 | 聟島 | 山階鳥類研究所 | 衛星追跡 | アルゴス |
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