環境省は、「平成23年度野生生物保護対策検討会アホウドリ保護増殖分科会」の結果を公表した。この中で、平成23年2~3月にアホウドリの最大の繁殖地である伊豆諸島鳥島で、当年生まれのヒナが昨年と同数の328羽確認されたことを報告。これにより、鳥島の個体群は全体で約2,750羽と推定されるという(平成5年当時は約600羽)。また、同省が米国内務省魚類野生生物局との協力により平成13年度から実施している日米共同衛星追跡事業では、鳥島のヒナ及び小笠原諸島聟島(むこじま)で人工飼育されたヒナに衛星発信器を装着して行動追跡を行っており、長いものは平成21年5月に装着し、約27ヶ月後の平成23年8月末現在までの移動経路が把握されているという。さらに、山階鳥類研究所が同省と米国内務省魚類野生生物局との協力により平成19年度から実施している聟島でのアホウドリ新繁殖地形成事業については、平成20・21年に鳥島から聟島へ移送し、聟島を巣立ったヒナ25羽のうちの7羽が、初めて聟島へ帰還した(23年2~4月)ことが報告された。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | アホウドリ | 環境省 | 小笠原群島 | 聟島 | ヒナ | 山階鳥類研究所 | 衛星追跡 | 鳥島 | 繁殖 | 衛星発信器 |
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