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 三重県、平成29年における北勢地域の地盤沈下の状況を公表

発表日:2018.09.01


  三重県は、平成29年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況を公表した。同県では、昭和47年から59年まで年間1cm以上の沈下量を示す水準点が多数観測された北勢地域における地盤沈下の状況を把握するため、関係機関と協力して、水準測量を継続的に実施している。平成29年は、同地域の91地点において水準測量を実施。その結果、沈下を示した水準点は35地点(全観測点の38%)、年間1cm以上の沈下を示した地点は3地点(沈下量-1.28cm、-1.21cm、-1.01cm)となり、近年の地盤沈下の沈静化傾向に変化はなかった。また、同地域内の観測井戸の地下水位は、上昇(回復)傾向となっていた。同県では、同地域の地盤沈下は沈静化の傾向にあるが、南海トラフ巨大地震等に伴って発生する津波などの自然災害の潜在的危険性が高い地域であることから、同地域における地盤沈下の観測・監視を継続的に行っていくという。

情報源 三重県 報道発表資料
機関 三重県
分野 水・土壌環境
キーワード 井戸 | 自然災害 | 地震 | 水準測量 | 地盤沈下 | 三重県 | 地下水位 | 北勢地域
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