愛知県は、平成29年の愛知県地盤沈下調査結果を公表した。同県では、国土交通省、名古屋市及び名古屋港管理組合と、水準測量、地下水位観測等を実施している。平成29年は、港北、戸田、荒子及び西地域において水準測量を実施。その結果、1年間または1年当たりで1cm以上沈下した水準点はなく、沈下域は見られなかった。また、地下水位調査を荒子、南洋、中村、熱田、西及び北江地域で実施し、平成28年と比較し、概ね同程度となった。県内の地盤沈下は、全般的に見て、地下水揚水量の減少に伴う地下水位の上昇により概ね沈静化の傾向にある。しかし、渇水時には雨水等の地下への涵養量の減少や揚水量の増加により、地下水位が急激に低下し、広範囲な地盤沈下の発生する可能性が依然としてある。同県では、地盤沈下が発生すると、浸水被害等の危険度が高まることから、引き続き地盤沈下・地下水位の監視、地下水の揚水規制等を実施し、地盤沈下の防止に努めていくという。
情報源 |
名古屋市 新着情報
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機関 | 名古屋市 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 国土交通省 | 名古屋市 | 愛知県 | 水準測量 | 地盤沈下 | 地下水位 | 名古屋港管理組合 | 地下水揚水量 | 浸水被害 | 揚水規制 |
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