環境省は、平成21年度「日本モデル環境対策技術等の国際展開」事業に係るベトナム社会主義共和国との協力事業を開始すると発表した。同省は、アジア諸国の環境問題が深刻化する中、我が国の公害克服経験をもとに、環境対策、測定技術、規制体系、人材などをパッケージにして普及・展開し、低炭素型・低公害型社会へ誘導するための施策等を進めることとしている。そこで、平成21年7月2日(木)に第1回検討会を開催するとともに、ベトナム社会主義共和国を対象とした協力事業を試行的に開始することとし、7月17日(金)にベトナム国天然資源環境省環境総局環境管理科学院との会合を開催。その結果、同院との間で定期的な会合を開催すること、ベトナムにおける環境管理に係る政策措置等に関する共同政策研究を行うこと、環境管理手法や環境対策技術の普及・展開に向けたワークショップを開催することについて合意した。