愛知県は、平成30年度に実施した、ゴルフ場農薬に係る水質調査結果を公表した。同県では、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁を防止するため、環境省の定めた「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針」(暫定指導指針)に基づき、平成2年度から毎年ゴルフ場の排出水等の水質調査を実施している。今回、県内(水質汚濁防止法に定める政令市である名古屋市、岡崎市、春日井市及び豊田市を除く。)に立地する25ゴルフ場のうち9ゴルフ場において、排出水等に含まれる農薬について水質調査を実施した結果、すべて暫定指導指針に定める指針値以下だった。同県では、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止を図るため、引き続きゴルフ場排出水等の水質調査を実施するとともに、ゴルフ場事業者に対して農薬の適正使用の徹底等を指導していくという。