愛知県は、2018年度の公共用水域及び地下水の水質調査結果を公表した。この調査は、愛知県、国土交通省、水質汚濁防止法に定める6政令市(名古屋市、豊橋市等)が、同法第16条第1項の規定により作成した「平成30年度公共用水域及び地下水の水質測定計画」に基づき実施したもの。調査結果の概要は以下のとおり。1)公共用水域では、139地点で健康項目を調査した結果、名古屋市内1地点を除く138地点で、全ての項目で環境基準を達成した。生活環境項目の河川におけるBODの環境基準達成率は98%で改善傾向にあったが、海域におけるCODは55%で横ばいとなった。2)地下水の水質調査では、県内の全体的な地下水質の概況を把握するため112地点を調査した結果、105地点では全ての項目で環境基準を達成したが、7地点で砒素、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素等、環境基準を超過した項目があった。環境基準を超過した7地点については、今後も調査を継続していくという。