ヤマハ発動機(株)(静岡県磐田市)は、無人航空機(UAV)を、森林状況調査に活用する実証実験を静岡県富士市内で実施した。同社のUAVは自動航行型の無人ヘリコプターで、災害現場の観測や、山間部の物流事業の経験を活かし、さまざまな用途を視野に入れたスペックとなっている(最大積載量35 kg、最大高度2,800 m、航続距離90 km等)。2019年8月27日に、同市、静岡県および沼津工業高等専門学校などと共同で、約20 haの地形や、樹木の密度・本数・幹の直径などを測定し、空からの森林計測の優位性や森林施業計画の効率的な策定に資する効果などを検証するという。