大阪府は、平成20年度における大阪府内の水質調査結果を公表した。同府は、国土交通省近畿地方整備局、大阪市、堺市などの関係機関とともに、大阪府内の公共用水域である河川・海域・地下水の水質の状況を把握するため、毎年度、水質測定計画に基づき調査を行っている。今回の調査においては、105河川144地点、海域22地点で水質調査を行った。その結果、河川の代表的な汚濁指標である生物化学的酸素要求量(BOD)の環境基準の達成率は81.3%で、府域の河川の水質は全体的に改善の傾向を示していた。海域の化学的酸素要求量(COD)については、大阪湾の環境基準点15地点のうち6地点で環境基準を達成し、湾全体では概ね横ばいであった。また、地下水質調査においては、79地点の井戸水についてカドミウム等26項目の概況調査を行った結果、74地点で環境基準を達成(達成率93.7%)し、達成率は長期的に横ばいの傾向を示した。
情報源 |
大阪府環境農林水産総合研究所 報道発表資料
大阪府 平成20年度水質測定結果の概要(PDF) 大阪府 大阪湾の水質等調査結果 |
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機関 | 大阪府 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | BOD | 大阪府 | 地下水 | 河川 | COD | 環境基準 | 水質調査 | 海域 | 大阪湾 |
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