ニッコー(株)(本社:石川県白山市)は、家庭用小型浄化槽(5~10人槽)の省エネ性能などを改良した。同社は1908(明治41)年に創業し、国内外で陶器・陶磁器の生産事業を展開するとともに、永年培ってきた製陶技術を活かしたセラミック製造や、FRP加工技術に立脚した新規事業を立ち上げてきた。今回、住設環境機器に関する事業において、合併処理浄化槽への転換に適した新製品を追加した。従来製品の省スペース性を維持しつつ、ブロワの消費電力を約44%以上低減することで、省エネ性能の向上を図り、流入・放流の管底差0 mmの実現やシンプルな構造の採用により、設置可能な条件の幅を広げ、点検管理の利便に配慮したという。