国土交通省は、令和2年度「既存建築物省エネ化推進事業(建築物の改修工事)」の第1回採択プロジェクトを決定したと発表した。同事業は、既存建築物の省エネ化の推進及び関連投資の活性化を図るために、民間事業者等が行う既存建築物の省エネルギー性能の向上に資する改修等を支援するもの。今回、第1回公募を令和2年4月14日から5月25日まで実施した結果、応募のあった35件の中から、学識経験者からなる評価委員会で決定した方針に基づき審査を行い、35件のプロジェクトの採択を決定した。なお、採択の決定には、躯体(外皮)改修の割合が高いもの、より早く省エネ効果が発現されるもの、設備改修において複数種類の設備やエネルギー消費割合の高い設備を対象とし改修効果が高いもの等、省エネ改修として総合的に効果が大きいものを優先するなどの調整が行われたという。