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 オムロン、太陽光「完全自家消費」を最小限の機器構成で実現

発表日:2020.11.04


  オムロン(株)子会社のオムロンソーシアルソリューションズ(株)は、「高圧受電」事業者が太陽光発電した電力を完全自家消費する専用の保護継電器を2021年2月に発売する。近年、コンビニのような小型店舗でも変電所から送られてくる6,600Vの電気を受電する「高圧受電」が増加している。一方、固定買取制度(FIT制度)に頼らない地産地消の太陽光発電システム普及が重要であり、設置コスト削減・省スペース化などが完全自家消費の課題と考えられた。今回発売する保護継電器は、高圧受電での完全自家消費に必要な4つの機能(逆電力検知、地絡過電圧検知、バックアップ電源、電力計測)を一つにまとめ小型化し、設置容積を85%減(従来比)を実現したもの。これにより設置が簡単化され、工数が削減できる。加えて、この保護継電器を、専用のパワーコンディショナ(2020年6月発売)と組合せることで、高圧受電の施設において最小の機器構成で、消費電力に99%程度の精度で追従して発電する完全自家消費システムが実現するという。

情報源 オムロン(株) ニュースルーム
〔参考〕オムロン ニュースルーム(2020年3月30日)
機関 オムロン(株) 
分野 環境総合
キーワード 太陽光発電 | 地産地消 | FIT | オムロン | 高圧受電 | 完全自家消費 | 保護継電器 | 固定買取制度 | 逆電力検知 | 地絡過電圧検知
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