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 古河電工、プラごみを文具にリサイクルする独自技術を紹介

発表日:2020.12.18


  古河電気工業(株)は、従来プラごみとされてきた「積層フィルム」からボールペンを製造できる同社のリサイクル技術を紹介した。「積層フィルム」は、食品や洗剤包装などに使われており、複数のプラスチックや、紙、アルミなどが積層していることからリサイクル困難とされていた。同社は、2019年5月に使い捨てプラ製品と古紙を、強化プラスチックに再生する技術を開発。翌月からは、この技術を用いて、使用済みの飲料用紙パックをリサイクルした産業資材製品を販売している。今回、日本テトラパック(株)、ゼブラ(株)の協力を得て、ボールペンの製造を試みた。ボールペンのボディ部には、顔料以外は、半導体製造用テープ・アルミ付き飲料パックの製造ロスのみを使用している。これらの原料では通常、強度が低下するため、ボールペン材料としては使えないが、紙をセルロース繊維に解きほぐしながらプラスチックに分散させる同社の技術により実現した。今後は、文具・家具・電化製品・自動車部品など、様々な用途への拡大を目指すという。

情報源 古河電気工業(株) ニュースリリース
〔参考〕古河電気工業(株) ニュースリリース(2019年5月28日)
機関 古河電気工業(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | プラスチック | 古河電気工業 | 強化プラスチック | 積層フィルム | ボールペン | 日本テトラパック | ゼブラ | 飲料パック | セルロース繊維
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