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 農水省、みどりの食料システム戦略を策定

発表日:2021.05.12


  農林水産省は、「みどりの食料システム戦略~食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現~」を策定したと発表した。我が国の食料・農林水産業は、気候変動やこれに伴う大規模自然災害等の課題を抱え、更には様々な産業でSDGsや環境への対応が重視されている。同戦略は、我が国としてもアジアモンスーン地域の立場から、新しい食料システムを提案していくため、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するため策定されたもの。2050年までに目指す姿として、1)農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現、2)化学農薬の使用量をリスク換算で50%低減、3)化学肥料の使用量を30%低減、4)ニホンウナギ・クロマグロ等の養殖において人工種苗比率100%の実現等7件の目標を掲げ、これらの目標の実現に向けて、調達から生産、加工・流通、消費における関係者の意欲的な取組を引き出すとともに、革新的な技術・生産体系の開発と社会実装に取り組んでいくこととしている。詳細は、同省のホームページで確認できる。

情報源 農林水産省 報道発表資料
機関 農林水産省
分野 地球環境
キーワード CO2 | 農林水産省 | ゼロエミッション | イノベーション | SDGs | ニホンウナギ | アジアモンスーン地域 | みどりの食料システム戦略 | 生産力向上 | クロマグロ
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