新潟県佐渡トキ保護センターは、令和3年度の飼育下でのトキの繁殖結果を公表した。同県によると、今期の飼育下におけるトキの繁殖結果は、全国7施設の23ペアで繁殖に取り組み、44羽が孵化し、このうち41羽が巣立った。この結果、国内の飼育下におけるトキの総個体数は、198羽になった。具体的には、令和3年度は、前年の27ペアのうち8ペアを解消し、新たに4ペアを形成し、計23ペアにより繁殖に取り組んだ。産卵状況は、令和3年3月6日(初産卵)から5月21日(最終産卵)までに計104個の産卵があり、うち59個が有精卵として確認された。有精卵のうち、15卵は発育中止や破卵により孵化に至らなかったが、自然孵化により21羽、人工孵化により23羽の計44羽のヒナが誕生した。誕生した44羽のうち、41羽のヒナが巣立ちに至っている。基本的には、自然孵化・自然育雛で繁殖を進め、全体の約39%となる9ペアが自然孵化、また、全体の約70%となる16ペアが孵化後の自然育雛に成功したという。
情報源 |
新潟県 資料PDF
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機関 | 新潟県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | トキ | 新潟県 | 繁殖 | 佐渡トキ保護センター | 自然孵化 | 有精卵 | 人工孵化 | 自然育雛 |
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