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 環境省、令和3年度第1回ゼニガタアザラシ科学委員会を開催

発表日:2021.07.19


  北海道地方環境事務所は、ゼニガタアザラシ科学委員会(令和3年度・第1回)を開催するとして、委員会の概要を公表した。同委員会は、令和2年3月に策定した「えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画(第2期)」に基づき、科学的立場からモニタリングや調査結果の分析・評価等を行う場として開催するもの。ゼニガタアザラシ(学名:Phoca vitulina)は、北海道の東部沿岸から襟裳岬にかけて分布し、同じ岩礁を周年利用する定着性の高いアザラシで、かつては肉や毛皮目的の乱獲や、生息環境の悪化で生息数が減少し、絶滅危惧種になっていたが、保護により個体数が回復し、環境省のレッドリスト検討会において2015年9月に絶滅危惧種から外れた一方、数の増加により、漁業被害が深刻化しているという経緯もある。令和3年8月6日にTKP札幌ビジネスセンター赤れんが前(北海道札幌市中央区)において開催の同委員会では、1)令和3年度(2021年度)事業の実施状況、2)令和3年度えりも地域ゼニガタアザラシのモニタリング方法に係る作業部会の報告、3)令和3年度事業の今後の実施内容4)えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画(第2期)の中間評価の手法などについて検討するという。

情報源 北海道地方環境事務所 報道発表資料
機関 北海道地方環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード モニタリング | 環境省 | 絶滅危惧種 | レッドリスト | ゼニガタアザラシ | 北海道地方環境事務所 | 漁業被害 | えりも地域 | 襟裳岬 | アザラシ
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